やくぶろ!

薬剤師2人の、日々感じること、学んだことの備忘録的な。

未来の薬局倒産

こんばんは!ミンチョルです。
個人的にショッキングなニュースが飛び込んできました。
未来の薬局㈱の破産です。
(出典URL:https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20181005_01.html

簡単に書くと、平成29年3月に設立された薬局が2億を超える負債を負って倒産したというニュースです。
恥ずかしながら未来の薬局㈱については詳しく知らなかったのですが、このニュースをきっかけに調べてみました。

スマートフォンで撮影した処方箋の受付」
「薬を自宅に郵送するサービス」
「駅中という便利な立地」

…どこかで聞いたことがあるような、だけど本気でここに特化して差別化を図るという取り組みは素直に尊敬したいと思います。
そしてこれを平成29年3月から開始するということは、それ以前に構想・計画があったはずです。
その頃はまだ調剤報酬も今より厳しくなかったのではないでしょうか。
当時右肩上がりだった調剤基本料を含めた薬局市場と調剤薬局店舗数の伸びがこれほど鈍化すると、どれだけの人が危機感を持って想定出来ていたでしょうか。
当時の今ほど厳しくない環境下で、今後を見据えた生き残りと差別化戦略を図り、展開された未来の薬局㈱の戦略はすごいと思います。
だからこそ今回2億以上の負債を抱えて倒産してしまったことに、一人の薬剤師として非常に残念に思います。


何故ダメだったのか?は様々なご意見や薬局の背景があると思うので、ここでは述べません。
ではこの出来事を踏まえて今後の調剤薬局はどうやって差別化し、競合に勝っていくべきなのでしょうか。
多くの経営者の方はこの問題に対して様々な戦略や解決策をお持ちのことと思います。

じゃあ自分は?

正直考えつく自信がありません。
例えば5年前に未来の薬局を考えてと言われたら、今回の未来の薬局㈱と同じことをしそうな気がします。
一方で私はメーカーの人間なので「何も知りもしないくせに」とご指摘を受けそうな気もします。
だからこそもっと学び、いろいろな考えに触れ成長していきたいと思います。
今回は自身の備忘録として、今の気持ちを残しておくために書かせて頂きました。


だめだ!最後に気の利いたこと全然言えねぇ!!

ミンチョル